海外ヘルスケアETFの比較

グラクソ・スミスクライン(GSK)の配当金の話題を記事にした際、医薬品個別株の投資については慎重にした方がよく、ETFも良いではないかと軽く書いてみましたが、気になったので調べてみました。
[GSK]グラクソ・スミスクラインから2016年1回目の配当金。高配当の英国銘柄(2016年1月18日)
「バイオテクノロジー特化型」や「◯倍のブル型」などは除きました。

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日本の証券会社で買えるヘルスケア関連のETF

ざっと見た感じ、下記の4銘柄でしょうか。ETF大手三社+ヴァンエッグからそれぞれ出ています。

コード名称ベンチマークの一言メモ経費率銘柄数Yield
VHTバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF"米国のヘルスケア・セクターの大型株、中型株、小型株"0.09%3411.22
IXJiシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF"ヘルスケアセクターのグローバル株式"0.47%901.73
XLVヘルスケア・セレクト・セクター SPDR ファンド "S&P500指数を9種類の業種に分類(ものの1つ)"0.14%581.43
PPHマーケット ベクトル医薬品ETF"米国で上場している医薬品企業最大手25社の全体的なパフォーマンスを追跡"0.35%251.94
※各社のウェブサイト上のデータより構成。
※数値の完全性は保証しません。

こうしてみると、ずいぶん違いがあります。

各ETFの特徴

バンガード:VHT

バンガード®・米国ヘルスケア・セクターETF(PDF)

  • 米国企業のみ。
  • 最も低コスト。
  • 最も組み入れ企業数が多い。小型株も入っている。
  • 構成比率は医薬品:36.6%、バイオテクノロジー:22.9%、ヘルスケア機器:14.2%

iシェアーズ:IXJ

iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF(PDF)

  • 全世界が対象。米国:66.18%、スイス:10.83%、英国:5.77%
  • 4銘柄中では最も高コスト。
  • 銘柄数は中庸?
  • 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス:74.37%、ヘルスケア機器・サービス:25.37%
    サブカテゴリの構成が大雑把過ぎるのが残念。。

SPDR:XLV

ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR® ファンド

  • 米国企業のみ(たぶん)。また、S&P500をセクター別に分けたうちの1つなので、大企業のみ。
  • 医薬品:39.02%、バイオテクノロジー:23.64%、ヘルスケア・プロバイダー/ヘルスケア・サービス:18.34%

マーケットベクトル:PPH

マーケット・ベクトル医薬品ETF(PDF)(SBI証券)

  • 全世界が対象(”米国に上場”なので)。米国:55.8%、英国:9.5%、スイス:9.3%
  • 最も組み入れ企業数が少ない。おそらく、大企業のみ。

気になるパフォーマンスは?

利回りは意外にも四銘柄ともそれほど高くありません。
株価推移ですが、うまい具合に比較チャートを引用できるウェブサイトが見つかりませんでした。
(米国Yahoo!FinanceやGoogle Financeだと表示がイマイチで、共有もできず)
見た限りでは短い期間ではどれも大した差はなく、5年〜10年では、バンガードのVHTが比較的パフォーマンスが良いようです。小型株が入っている効果なのでしょうか?
また、実はいずれも「バイオテクノロジー」も含まれている効果なのか、ファイザー(PFE)やジョンソン&ジョンソン(JNJ)などの個別株と比較すると、株価パフォーマンスは高いようです。

選ぶとしたら

選ぶとしたらどれかと言われたら、かなり悩みます。。
米国のみか全世界(日本含む)か。サブカテゴリーの比率も四者四様ですし。
小型株も入っていて長期のパフォーマンスが良いバンガードが一歩リードな気分ですが、米国特化が良いのかどうかまだ判断できません。このセクター、英国やスイスも強いですし。

ということで、利回り投資には向きませんが、ヘルスケアセクターは個別銘柄でニュースに一喜一憂するよりも、ETFにした方が良さそうだという気持ちは高まってきた、というところです。

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